理科
2018年06月27日

沖縄と北海道で体重を量ると・・・

 わたくし塾長は間もなく三十歳を迎えるという事もあり、以前に比べて太りやすくなってきました。特におなかのお肉が・・・。
 体重を気にされている方は多いと思いますが、そこで朗報です。簡単に体重が軽くなる方法があるのです。それはなんと・・・「沖縄に行く!」ただそれだけです!

 では、なぜ沖縄に行けば体重が軽くなるのか。まずは3つのキーワードを押さえてからそれらを総合して考えてみましょう。

 

キーワード① 重さと質量
 重さと質量というこの2つの言葉、実は意味が違うという事をご存知でしょうか?
 質量というのは、その物の絶対的な量のこと。それに対して重さとは「ある条件下における重力の大きさ」のことを言います。
 たとえば、教室で友達を持ちあげるのは大変だけど、プールの中では簡単に持ち上げられそうな気がしませんか?これは水中では「浮力」という力が働くことによって加わる重力が小さくなるからです。つまり質量は変わらないけど、重さは場所などの条件によって変わることがあるのです。

キーワード② 遠心力
 水の入ったバケツを持って腕を振り回し、1回転させても水がこぼれない。子供のころ試したことがあるのではないでしょうか?
 これは、物体を回転させると「遠心力」という、中心から遠ざかろうとする力が発生するからです。本来バケツがひっくり返れば重力によって水はこぼれますが、速く回転させることによって重力より大きい遠心力が発生し、上向きの力のほうが勝つため水はこぼれないのです。

キーワード③ 地球の自転
 地球は1日に約1周回転しています。これを地球の自転と言います。これによって自分が住んでいるところが太陽に向いているときは昼、自転が進み太陽に向いていないときは夜のように時間の経過が存在するわけです。

 

さて、3つのキーワード、なんとなくでもよいので理解いただけたでしょうか?
 それでは本題の「なぜ沖縄に行けば体重が軽くなるのか」を考えてみましょう。

 まず、地球は自転(=回転)をしていますので、それによって遠心力が発生します。この遠心力の向きは地球の中心と反対方向、つまり空に向かって働きます。このとき遠心力は半径が長いほど強くなりますので、より赤道に近いところほど強い遠心力が働きます。
 なので日本でいえばもっとも赤道に近い沖縄が最も遠心力が強く、体が空に向かって引っ張られている状態になります。

と、いうことは加わる重力は小さくなりますので体重(重さ)は軽くなるという事なのです!!

 


 ただ、残念ながら重さが減っただけで質量は変化しませんので、ダイエットには一切ならず、沖縄と北海道での体重の変化はせいぜい80g~100g程度だそうです。

このことより結論として何が言えるかというと・・・。痩せるためには運動でもしたほうがよっぽどいいということですかね。

 

塾長 伊敷

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